Q.298コラム・事例に学ぶ

【事例】小さな会社がランサムウェアの被害にあったら(架空のケーススタディ)

公開日  運営:サイバー攻撃・情報漏洩の疑問100運営事務局

このケースでは、VPN機器の未更新から侵入され、月曜の朝にファイルサーバーが暗号化されました。オフラインのバックアップがあったため身代金は払わずに済みましたが、連絡網がなかったことで初動に時間がかかりました。以下、架空の経過をたどります。

この事例について:このコラムの事例は、よくある被害のパターンをもとに作成した架空の事例です。実在の会社・人物とは関係ありません。

架空の事例の経過月曜朝暗号化に気づく連絡に2時間連絡網がない切り離し2台に拡大調査・警察侵入口はVPN翌週 復旧オフラインのバックアップ
架空の事例の経過

経過(架空)

時点出来事振り返り
月曜 8:30社員が「ファイルが開けない」。サーバーに脅迫文担当者が自分で再起動しようとした → 電源を切らない
9:30社長に報告。ITベンダーの夜間連絡先がわからず、つながるまで2時間連絡網がなかった
12:00ベンダー到着、ネットワークを切り離し、被害範囲の確認切り離しが遅れ、2台の端末にも広がっていた
火曜保険会社の紹介で調査会社が入る。VPN機器の脆弱性が侵入口と判明機器の更新が担当不在で止まっていた
水曜警察に相談。取引先に連絡し、偽メールへの注意を依頼取引先への連絡
翌週週1回の外付けドライブのバックアップから復旧。1週間分のデータは手入力で戻すオフラインのバックアップが決め手
1か月後顧客データの持ち出しの可能性があり、委員会に報告・顧客に通知報告義務

この事例からの教訓

  • VPN機器などの更新の担当者を決める
  • 連絡網を紙で用意する
  • オフラインのバックアップが会社を救う
  • サイバー保険の相談窓口が、専門業者の手配に役立った

自社の備えはランサムウェア対策チェックリストで確認できます。

出典:警察庁「ランサムウェア被害防止対策」

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