「ハッカー」は、本来コンピュータの技術に深く通じた人を指す言葉で、悪者という意味ではありません。不正に侵入する攻撃者は「クラッカー」や「攻撃者」と呼んで区別することがあります。技術を守るために使う人はホワイトハッカーと呼ばれ、企業・官公庁で必要とされています。
ホワイトハッカーの仕事
- 脆弱性診断・ペネトレーションテスト:依頼を受けて、攻撃者の目線で弱点を探す(ペンテスト)
- インシデント対応・フォレンジック:被害の調査と復旧(フォレンジック)
- 脅威の分析:攻撃グループの手口を調べ、対策を考える
- 脆弱性の報告:見つけた弱点を開発元に知らせ、修正を促す
「許可」が分かれ目
同じ技術でも、システムの持ち主の許可を得ているかが、正当な仕事と犯罪の分かれ目です。許可なく他人のシステムに侵入すれば、目的が「善意の確認」でも不正アクセス禁止法違反になりえます(不正アクセス禁止法)。日本では、脆弱性を見つけた人がIPAに届け出て、調整機関を通じて開発者に伝える脆弱性の届出制度があります。