Q.010サイバー攻撃の基本と現状

「不正アクセス」とは、法律上どういう行為のことですか?

公開日  運営:サイバー攻撃・情報漏洩の疑問100運営事務局

不正アクセス禁止法でいう「不正アクセス行為」は、大きく分けて①他人のIDとパスワードなど(識別符号)を無断で入力してログインすることと、②プログラムの弱点などを突いて、アクセス制限を回避して入り込むことです。実際にデータを盗んだり壊したりしなくても、無断でログインした時点で犯罪になります。

不正アクセス行為の2つの型①なりすまし型他人のIDとパスワードを無断で入力してログイン例:恋人のSNSに入る②セキュリティホール攻撃型プログラムの弱点を突きアクセス制限を回避して侵入例:脆弱性の悪用
不正アクセス行為の2つの型

不正アクセスにあたる身近な例

  • 交際相手や家族のSNS・メールに、本人に無断でパスワードを入れてログインする
  • 退職した会社のシステムに、残っていたIDでログインする
  • 同僚のIDとパスワードを使って、自分に権限のない社内システムに入る
  • 拾ったり推測したりしたパスワードで、他人のアカウントにログインする

家族や恋人でも違法:「家族だから」「見るだけだから」は理由になりません。本人の許可なく他人のIDとパスワードでログインすれば、不正アクセス行為にあたります。

あわせて禁止されている行為

不正アクセスそのものだけでなく、他人のIDやパスワードを不正に取得する・保管する・第三者に教えること、偽サイトやメールでパスワードを入力させようとする(フィッシング)ことも禁止されています。罰則は不正アクセスの罰則で説明しています。

会社としての意味:システムにIDとパスワードによる利用制限(アクセス制御)がかかっていることが、法律で守られる前提です。認証をかけずに公開してしまった情報を見られても、不正アクセス禁止法では対処しにくい場合があります。

出典:e-Gov法令検索「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」

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