100%防ぐ方法はありません。新しい脆弱性は毎日のように見つかり、人は必ずどこかでミスをするからです。大切なのは、①入られにくくする(予防)と、②入られても被害を小さくし、早く元に戻す(検知・対応・復旧)の2段構えで備えることです。
①予防:入られにくくする
- OS・ソフト・ネットワーク機器を最新にする
- パスワードを使い回さず、多要素認証をオンにする
- 怪しいメール・SMS・偽警告にだまされない知識を持つ
②被害を小さくする
- バックアップ:暗号化されても元に戻せるよう、ネットから切り離したコピーを持つ(3-2-1ルール)
- 権限を絞る:1つのアカウントが乗っ取られても、全部には届かないようにする(最小権限)
- 気づける仕組み:ログインの通知、カードの利用通知、会社ならログの監視
- 手順を決めておく:誰に連絡し、何を止めるかを事前に決める(インシデント対応計画)
考え方のコツ:「破られない壁」を1枚作るより、破られても次の壁で止まるように何枚も重ねるほうが現実的です。これを多層防御と呼びます。