ハッカーはもともと「コンピューターやネットワークにとても詳しく、技術で問題を解く人」をほめて言う言葉でした。悪意を持って侵入・破壊する人はクラッカーと呼び分ける考え方があります。ただし報道や日常会話では、攻撃者のことも「ハッカー」と呼ぶのが一般的になっています。
ホワイトハッカーとは
攻撃者と同じ知識を持ち、許可を得たうえでシステムの弱点を探し、守るために役立てる専門家です。企業の依頼で行う脆弱性診断やペネトレーションテスト(解説)、見つけた脆弱性を開発元に知らせる活動などをしています。
守る側(ホワイト)
許可を得て調べる。見つけた弱点は持ち主に報告し、直してもらう。
攻める側(ブラック)
許可なく入り込む。盗む、壊す、売る、脅す。不正アクセス禁止法などで処罰される。
「許可」が分かれ目
同じ調査でも、システムの持ち主の許可がなければ違法になりうる点が重要です。「善意で弱点を見つけてあげた」場合でも、無断で侵入すれば不正アクセスにあたるおそれがあります。脆弱性を見つけたときは、IPAの届出制度など正規の窓口を使います。
「ハッカー」のイメージと実際の攻撃者像のずれは、コラム:映画のハッカーと本物の攻撃者で紹介しています。