Q.075情報漏洩のしくみ

「設定ミス」で情報が漏れるとは、どういうことですか?

公開日  運営:サイバー攻撃・情報漏洩の疑問100運営事務局

クラウドのストレージ、共有ドライブ、業務アプリなどの公開範囲・アクセス権の設定を誤ると、社内だけで見るはずの顧客リストや資料が、URLを知っている人や、インターネット上の誰でも見られる状態になります。攻撃者は、こうした公開状態のデータを自動で探しています。

設定ミスで「誰でも見られる」状態になる例社内だけのはず顧客リスト共有フォルダアンケート回答設定ミスで…「公開」のまま「リンクを知る全員」→誰でも見られる
設定ミスで「誰でも見られる」状態になる例

典型的な設定ミス

  • クラウドストレージのフォルダを「公開」にしたまま顧客データを置く(解説)
  • ファイルの共有リンクを「リンクを知っている全員」にして、そのURLが外部に出回る
  • 業務アプリのアンケート回答や問い合わせ一覧を、ゲストでも見られる設定にする
  • テスト用に作ったデータベースを、認証なしでインターネットに公開したまま忘れる
  • 担当者の異動・退職後も、外部の協力者に共有したままになっている

防ぐための点検

  • 共有設定の初期値を「組織内のみ」にする
  • 「リンクを知っている全員」の共有を定期的に一覧で確認する
  • クラウドの設定を自動でチェックする機能を使う(クラウドのチェックリスト)
  • クラウド事業者と利用者の責任の分担を理解する(責任共有モデル)

法律上の注意:アクセス制御をかけずに公開してしまった情報を見られた場合、相手を不正アクセス禁止法で問うのが難しいことがあります。「見られたら困るものに鍵をかける」ことが前提です。

出典:IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」

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