Q.073情報漏洩のしくみ

最近、何十万・何百万人分の大規模な漏洩が多いのはなぜですか?

公開日  運営:サイバー攻撃・情報漏洩の疑問100運営事務局

大規模化の主な理由は、①顧客データを一か所に集めたシステムが狙われる、②ランサムウェアの攻撃者が暗号化の前にデータを大量に盗む、③複数の会社が使う委託先・共通システムが攻撃される、の3つです。東京商工リサーチの調べでは、2026年の上場企業の100万人分以上の漏洩は10月5日時点で10件と、2025年1年間の6件をすでに上回っています。

漏洩が大規模化する3つの理由データの集約一か所に集める破られると全体が漏れる二重恐喝脅しの材料に大量に盗む委託先・共通基盤複数社の情報がまとめて漏れる
漏洩が大規模化する3つの理由

①データの集約

会員情報・購買履歴・問い合わせ記録などを1つのデータベースやクラウドにまとめると、管理は楽になりますが、1か所が破られたときの被害も大きくなります。

②二重恐喝

攻撃者は「暴露する」と脅すために、価値のあるデータをできるだけ大量に持ち出します(二重恐喝)。

③委託先・共通システム

印刷・発送、コールセンター、決済などの業務を請け負う会社や、多くの自治体・企業が共同で使うシステムが攻撃されると、複数の発注元の顧客情報がまとめて漏れます(委託先からの漏洩)。

企業の対策:持つデータを必要最小限にする(古いデータを消す)、データベースを分ける、暗号化する、大量の持ち出しを検知する。「持っていない情報は漏れない」が最も確実な対策です。

出典:Web担当者Forum「2025年の個人情報漏えい、被害人数は3,063万人」(東京商工リサーチ調べ)、ScanNetSecurity(東京商工リサーチ調べ)

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