ランサムウェアの侵入口として特に多いのは、VPN機器やリモートデスクトップなど、外部から社内ネットワークに入るための入口です。更新していない機器の脆弱性や、漏れた・推測されたID・パスワードが悪用されます。ほかに、メールの添付ファイル、委託先や関連会社のネットワーク経由の侵入もあります。
経路ごとの対策
| 侵入経路 | 何が悪用されるか | 対策 |
|---|---|---|
| VPN機器 | 修正版を当てていない脆弱性、使い回しのパスワード | 最新に更新、多要素認証、不要なアカウント削除(解説) |
| リモートデスクトップ | インターネットに直接公開された入口、弱いパスワード | 直接公開しない、VPN経由に限る(解説) |
| メール | 添付ファイルやリンクからのマルウェア感染 | マクロの無効化、訓練、EDR(解説) |
| 委託先・関連会社 | 接続回線や共通のアカウント | 接続の制限、委託先の管理(解説) |
| 公開サーバー | Webサーバーなどの脆弱性 | 更新、WAF、診断(解説) |
入口の把握が第一歩
「会社にどんな入口があるか」を把握していないと守れません。古い機器、保守業者が設置したまま忘れられた回線、テレワーク用に一時的に開けた入口が狙われます。外からアクセスできる機器の一覧を作ることから始めてください(IT資産の管理)。
入口の機器を更新しても安心できない場合:脆弱性を突かれた後に更新しても、すでに入り込まれていれば手遅れです。重大な脆弱性が公表された機器は、更新に加えて不審なログインや設定の変更がないかを確認します。