Q.025攻撃の手口

標的型攻撃とは何ですか?普通の迷惑メールとどう違いますか?

公開日  運営:サイバー攻撃・情報漏洩の疑問100運営事務局

標的型攻撃は、特定の組織や人を狙い撃ちにして、その相手が開きたくなる内容のメールなどで侵入し、長い期間気づかれないように潜伏して機密情報を盗む攻撃です。誰にでも同じ内容を送る「ばらまき型」の迷惑メールと違い、実在の取引先や業務の話題を使うため見破るのが難しいのが特徴です。IPAの10大脅威 2026では組織編5位です。

ばらまき型

不特定多数に同じ文面。宅配・銀行・通販を装う。お金やIDが目的。

標的型

特定の組織だけに送る。取引・採用・取材・業界の話題。機密情報が目的。

よく使われる口実

  • 取材の依頼、講演の依頼、問い合わせへの返信
  • 求人への応募(履歴書の添付)
  • 取引先からの見積書や仕様書
  • 官公庁や業界団体を名乗る調査・アンケート

組織の対策

  • 訓練:標的型メールの訓練で、開いたときに報告する習慣を作る(解説)
  • 報告しやすい雰囲気:開いてしまった人を責めず、早く報告した人を評価する
  • 侵入後に気づく仕組み:EDRやログの監視で、潜伏している動きを見つける(解説)
  • 重要情報の分離:機密情報を扱うシステムは、メールを読む端末と分ける

見破るより「すぐ報告」:完璧に見破るのは専門家でも難しいため、組織として大切なのは、おかしいと思ったらすぐ報告できることです。報告が早ければ、被害が広がる前に止められます。

出典:IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」

↑