Q.046フィッシング・詐欺・なりすまし

ビジネスメール詐欺(BEC)とは何ですか?

公開日  運営:サイバー攻撃・情報漏洩の疑問100運営事務局

ビジネスメール詐欺(BEC:Business E-mail Compromise)は、取引先・経営者・弁護士などになりすましたメールで、偽の口座へ送金させる詐欺です。金額が大きくなりやすく、一度送金すると取り戻すのは困難です。IPAの10大脅威 2026では組織編10位です。

ビジネスメール詐欺の代表的な2つの型取引先を装う「口座を変更しました」本物の請求書の振込先だけ書き換え経営者を装う「極秘・今日中に」「誰にも言わないで」急ぎの送金指示
ビジネスメール詐欺の代表的な2つの型

典型的な手口

型手口
取引先を装う「口座を変更しました。今回から下記にお振込みください」と、本物の請求書の振込先だけを書き換える
経営者を装う「極秘の案件だ。今日中に送金して。ほかの人には言わないように」
弁護士・専門家を装う買収や訴訟の話を持ち出し、内密の送金を求める
実際のメールアカウントを乗っ取る取引先の本物のアカウントから、やり取りの流れに沿って送ってくる

見抜けない前提で作る「送金ルール」

  • 振込先の変更は、メール以外の手段で確認する。電話番号は、メールに書かれたものではなく、以前から知っている番号を使う
  • 一定額以上の送金や、初めての口座への送金は2人以上で承認する
  • 「内密に」「急いで」は、確認を省く理由にしない
  • 経営者自身が「メールで送金を指示しない」と社内に宣言しておく

技術的な対策:自社ドメインのなりすましを防ぐSPF・DKIM・DMARCの設定(解説)、メールアカウントの多要素認証、似たドメインからのメールに注意表示を出す設定が有効です。声や映像のなりすましはディープフェイクで解説しています。

出典:IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」

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